えひめAIとは
納豆・ドライイースト・ヨーグルト・砂糖を使って作る農作物の成長促進や台所の消臭などに使える微生物資材のことです。
市販でも売っていますが、自分でも簡単に作れます。
何より普通の食べ物だけで作る資材ですので、安心して使うことができるのがいいですよね!
さらにこれが日本ミツバチの巣箱によく発生するスムシの幼虫撃退にも効果があるらしいのです。※ 農文協ホームページ参照
これは作るしかないですね~(^o^)
えひめAI-1
えひめAI-1は酵母(パン酵母)・乳酸菌・納豆菌を糖蜜で発酵培養した液体で、環境浄化微生物をアコヤ貝のへい死が続く宇和海の浄化や、工場排水、生活排水の発生源対策として使用できないか、という目的で研究が始まり、愛媛県産業技術研究所(旧愛媛県工業技術センター)で開発されました。※ 愛媛県鬼北町ホームページ参照
えひめAI-2
えひめAI-2は納豆、ヨーグルト、ドライイースト等を発酵培養した液体です。
えひめAI-1は産業用に、えひめAI-2は家庭用に開発されたもので、製造方法や材料に若干違いがあるものの、効果は同様です。
早速農文協の書籍「えひめAI の作り方・使い方」を購入、いくつか作り方が紹介されていましたが、とりあえず20Lのポリ容器を使って作ってみることにしました。
まず20Lポリ容器に15Lのぬるま湯(35~40℃)を入れる
(真夏だとポリ容器に水を入れて外においておいたらそれくらいの温度になるのでお湯を沸かす必要もないですね~)
お湯の量を15L入れるのは、発酵すると泡が容器内に上がってくるので満タン入れると溢れてしまいます。
ボウルに三温糖1kg(白砂糖でも可)、ドライイースト200gを添加してよくかき混ぜてからヨーグルト900gを入れてよくかき混ぜる。
続けて納豆20粒のネバネバを茶こしなどで溶かし込み、よくかき混ぜてからポリ容器に入れる。
サーモスタット付ヒーターを35℃に設定、発酵して容器内の圧力を外に抜けるようにタオルを挟んで軽くフタをし、1週間放置してPH3.5~4程度になれば発酵が完了です。
ヒーターは夏場には不要で4日程度で発酵が完了します。
発酵が完了したら容器いっぱいまでぬるま湯を足してよくかき混ぜ2~3日熟成させれば完成です。
発酵が始まると、耳を近づけると中で発酵している音が聞こえます。
出来上がった「えひめAI」の保存は利用を考えて1Lペットボトルに移し替えると良いです。「えひめAI」の納豆菌は空気に触れると働きが強くなり分解が進みすぎてアンモニア臭が強くなってしまうので、小さなペットボトルに口いっぱいまで入れて保管します。
もちろん臭いが強くなってもちゃんと微生物はたくさん入っているので使う分には問題ありません。